ド・ロさまBLOG
桃の花が咲きはじめました。
2019-03-23
皆様、はじめまして。週末だけ救助院のお手伝いをしている野々村と申します。時々ですが、ブログを書かせていただくことになりました。まだまだ知らないことだらけですので、そんな自分の驚きや発見を書いていければと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
最近の出津ですが、ド・ロ神父記念館の桃の花が咲きはじめています。まだ蕾もたくさんあるので、これから見ごろを迎えそうです。出津救助院では畑に菜の花が咲き、下の道では猫たちがゴロゴロ日向ぼっこ。遠方には山桜も見えています。
このまま一気に暖かくなるのか、それとも寒の戻りがあるのか、いずれにせよ春は確実に近づいてきています。出津集落は坂道は大変ですが、のんびり歩きまわっても面白いところです。動きやすくなるこれからの季節、ぜひ出津にお越しください。
苗植え完了!
2019-03-17
お茶の苗植え、今年分は、昨日完了しました!予定していた3月8日、9日に外海黒崎小学校、フリーハウスの皆さんと個人で参加してくださった方々で、にぎやかに植え付けました。もちろんうーでーらのボランティアの皆さんは指導役でご活躍くださいました。マルチの円に穴を20センチほどの深さ掘り、苗の根がまっすぐ下に伸びるよう浮かせ気味に土をかけ、根の周りにウッドチップを置いていきます。小学1年生から4年生の29名は、大人の心配をよそに、すぐに要領をつかみ、次々に積極的に植えていきましたし、フリーハウスの皆さんは楽しいねと、笑顔で作業に当たります。二日で1300本!
大変な作業がもう一つ。除草のための大量のウッドチップを畝間に敷きつめていくのですが、段々畑ですので、斜面地を持ち上げるのが大変な重労働。皆さんがんばりました。もう一日予定していた10日は雨の予報で取りやめ。予報通り、神さまの水やりはたっぷりと!元気に育っています。
さて昨日17日は入荷が間に合わなかった300本の植え付けでした。この日、いろいろな行事も重なり手伝いが予定できませんでした。思案していると、なんと、2日前になって、日興証券の皆さんがボランティアを申し込んでくれたのです。若者たちが8名、せっせと作業に励んでくださり、ウッドチップも汗だくになりながら、すべて運んでくれました。午前中に完了。1600本の茶木が3段のド・ロさま畑に並んでいます。
文化財保存計画協会、長崎県のお茶担当、長崎市の世界遺産推進室、何より東彼杵町の茶農家の皆さま、たくさんの方々の温かいご協力が身に染みています。ド・ロさまの温かさ、集落の人々の笑顔のために前向きにどんどんと実行していかれた精神をみなさまに見る思いでした。感謝‼
畝たて完了、茶の苗木植えの準備が着々と…。
2019-02-28
うーでーら(大平)の開墾畑に、お茶の苗木を植える準備が着々と進んでいます。
2月24日(日)は、畝たてでした。耕してマルチを敷きます。そのぎ茶の茶農家にみなさまが来てくださり、長崎県の専門の方々もご指導くださって、一日がかりの作業でした。石の多い地域ですので、硬い石ゴロゴロの作業は骨の折れるものでしたが、にぎやかに笑いながら励んでくださり、立派に仕上がりました。いつでも植え付けOKですよ。
またまた失敗!茶菓子に、地域自慢のまんじゅうを用意したのですが、カラスに横取りされてしまいました。車に中だと気温が上がって良くないなと、近くの木の枝に置いていたのです。カラスは少ない地域なので大丈夫とたかをくくっていたのですが、そろそろと思って目をあげると、カラスの姿が…。結局おやつは半分ずつ。笑って許して下さる優しい皆さんでした。
ド・ロさまの開墾畑が茶畑になりますよ お手伝いください!
2019-02-04
大平(うーでーら)に、ドロさまが広い畑を開墾したのはご存知でしょうか?明治17年から始めて34年に完成していますので、17年かけての開墾でした。救助院で製造するものの原料を栽培するためです。5.6キロ山を登ってところになりますので、救助院から車で10分ほどかかります。ここに便宜のために作業場を建てたのですが、ド・ロ壁と煉瓦を積んでの建築物で、今は壁だけが残っています。
作業場は市の史跡に指定されていたのですが、さらに、平成24年には重要文化的景観(文部科学大臣選定)長崎市外海の石積み集落景観の重要な構成要素の一つに選定されました。
ですが、重要なものであっても、風雨にさらされ、劣化と崩落が進んでいます。保護するために屋根をかけることになり、その内部を活用する企画が進行中です。石積みの見学ができるように、そしてあれこれと検討した結果、茶づくりをすることになりました。中に茶煎り釜を据え、青い茶(緑茶)黒い茶(紅茶)を作る場所にする。ド・ロさまが作っていたもの・今も残った茶木の葉で製茶している・ドロさまの黒い茶のレシピがあるということを踏まえてのことです。
そこで、藪と化していた開墾畑を茶畑にすることになったものです。灌木とカズラを伐採し重機を使って耕すと、当時の6段の開墾畑が姿を現しました。2町歩の広さですから壮観です。2月末にそのぎ茶(東彼杵町)の皆さんが畝たてをして植え付け準備をしてくでさる予定です。今年、約1600本植えます。
3月8.9.10日に苗植えを予定していますので、興味がある方はおいでください。事前申し込みをお願いしたいので、詳細を、このページの『ニュース&トピックス』でご確認ください。お待ちしています。
竹林、すっきり!お茶の伊藤園さん‼
2019-01-22
1月19日(土)晴れ。朝9時、お茶の伊藤園、長崎と佐世保支店の皆さんが、清掃ボランティアのために集まってくださいました。通常、飲み物の自動販売機のお世話をしている若いお兄さんたちです。14名の職員とその子供4人、長崎県世界遺産課の2名を加えて20名。
救助院から出津教会に向かう沿道の竹林が、かなり茂っていましたので、今年は竹林の整理。
畑にせりあがった竹を切り、枝を落とし、小さく切って薪にする。枯竹も引っ張り出して枝を落としやはり薪に。ノコギリ、ナタ、鎌。通常縁のない道具をすぐに使いこなせるようになって、灌木も切り払って、すっきり仕上がりました。薪がたくさんできましたので、茶煎り釜と外に積んでもらい、今年の茶煎りに備え、こちらも今年は安心です。
昼食はカレー。おいしいととても喜んでいただいたのですが、お米2升が足りませんでした。次はもっと炊かなければと反省。もう一つの反省、写真を撮るのをまた忘れました。皆さんの雄姿、ご紹介できなくて残念です。
”また来年!”と、笑顔で約束してくださり、感謝しながら見送りました。