ド・ロさまBLOG
シスター橋口、100歳‼
2018-09-06
朝夕すっかり秋めいてきましたね。
9月1日(土)、シスター橋口ハセはついに100歳になりました。
修道院でのお誕生会は2日(日)に開催。身内の方も来て下さり、シスターにとって、うれしいひと時でした。耳がかなり不自由になりましたが、いつも笑顔。周りの配慮に絶えず笑顔で『おおきに!』。からかうと冗談で返すユーモアセンスも健在です。頃合いを見てテーブルから刺身の皿を引くと、「食べさせれば良かて・・!」と、家族愛も発揮(十分に食べたことはすっかり忘れて・・)。
終わりには感謝に歌を3曲も歌って、楽しいお祝でした。
相変わらずシスターのオルガンに合わせて歌ったという方がおいでになります。オルガンと共にみなさまの中に温かい記憶を残したシスターを尊敬し、少しうらやましくも思うこの頃です。
大きな台風、そして今日は北海道で大きな地震。被害が少ないことを、そして被災された方々の早い復旧をと祈ります。
うーでーらの作業所
2018-08-26
救助院から小一時間登った山の頂上付近に、ド・ロさまが開墾した畑があります。大平と書いて地域の人は”うーでーら”と呼びます。17年かけて開墾した2町歩の畑です。救助院で製造する物の原料はここで生産されたようです。
ここに作業や収納の便宜を図るため、作業所が建てられていました。ド・ロさまの愛馬プチョのための馬小屋もありました。ド・ロさまは、ここでネズミが来ないよう留守番猫を飼っていたようで、ご褒美の魚を持っていた記録が残っています。
今は、石積みのド・ロ壁と煉瓦の壁だけが残っていますが、この壁を保存しようと、計画が進められています。このままだと劣化が進み瓦礫になってしまうからです。とても夢のある計画のよう…。仕上がれば、活用するとのこと。楽しみです。
スイカ、収穫しました。今年は、きちんと実ったのは1個だけ・・。7.3K。でもとても甘いスイカでしたよ!今、ゴマも花と実をつけています。
この暑さ‼
2018-08-13
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
夏休み、お盆休みを利用して、多くの方が足を運んでくださっています。しかしあまりの暑さに、申し訳ないような思いに駆られます。せめてもの、ド・ロさまの冷たいお茶が喜ばれています。
さて、薬局跡(受付)にエアコンをつけなければと思い立ち文化財課に連絡したところ、速やかに設置場所の確認に出向いてくださいましたが、この時の対話に心温まりました。リーダー的存在のお二人、『文化財も大事だけど、クーラー使わないと人の命にかかわりそうですもんね』『この頃は、ツバメが飛んでても、大丈夫かな?って思いますよ』『心なしか野良猫が減ったんじゃないかと感じるんです』・・・なんと心優しいこと!
この春、救助院で孵化した赤めだかの子どもたち、ずいぶん大きくなりましたが、まだ洗面器の中で室内にいます。大きい鉢に移したいのですが、鉢の中の温度が上がるの、涼しくなるのを待っています。お日さまに当てないせいか色が淡いのも気になっています。
寝苦しくてうまく疲れが取れず、足取り重い朝のミサ帰り、凛と立つタカサゴユリに背筋が伸びました。
白百合の すっくと咲きぬ あつき朝
暑いですね! たくましい野菜たち…
2018-07-24
記録的、とか数十年に一度のとの表現を、ニュースでよく耳にしますね。確かに暑いです。汗びっしょりで来られるみなさまに、冷たいドロさまの青いお茶が喜ばれています。キーパーが空になって慌てて作り足す日も増えてきました。
この日差しの中、元気ものと言えば野菜たちそして花!今年もスイカが実をつけました。トウモロコシももう少しで実りそう。藍も伸びましたよ。これからの心配はアナグマです。トウモロコシが大好物。スイカももちろん。そろそろと思っている頃に先におなかの中に収穫してくれますので、「少しは残してくれよ」と、優しい地域の方たちは苦笑します。わたしは、どう対策すればこちらが先に収穫できるか、策を練っているところです。いじわるかな?
世界遺産登録‼ 遅ればせの報告ですが…
2018-07-05
6月30日(土)18時少し前、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界遺産登録確定の木づちが打たれました。バーレーンの審議会をパブリックビューイングで見守っていた人たちから大きな歓声と拍手がわきました。感動したのは、各国の大使が高評価で推薦のことばと祝福を述べてくださったこと。視察に訪れてくださった見覚えのあるお顔の大使の方々でした。そして何より、現地で喜びのメッセージを述べた田上市長のことば『厳しい状況の中で守り抜いたキリシタンの皆さんの深い信仰がこの世界遺産の基です』。
この救助院も世界文化遺産『出津集落』の一角にあります。ここは、庄屋屋敷跡ということで、キリシタンとのかかわりの深い場所でもあります。キリシタンたちのカムフラージュしてまでも守り抜いた確固とした信仰に触れにおいでください。そしてそれ故に極貧だったこの地の人々を、禁教令撤廃後、生活救済に、地域の整備にと尽力したド・ロさまの精神にも触れてみてください。
ところで、台風7号、凄まじいものでしたよ。南風で吹く台風が、この救助院にとって、そして教会にとって大変なものであることを実感しました。軽く考えて十分な備えをしていませんでしたので、ヒヤヒヤ。しかも長時間、ほぼ一日中強風下でしたので…。おかげさまで、被害がなく、ホッとしています。